コメを噛め

コメを噛め

rerofumi の電子工作メモ

Archive for the ‘アナログ’ Category


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前記事「ノイズがほしい」からの乱数発生器作成の続き。
前記事で作ったノイズっぽい信号をマイコンに取り込もうというお話。

dsc_0088
PSoC4 の ADC で信号を読んでその値を UART に出力するプロトコードを作成。

2016-11-06_030054
PC側は TeraTerm で UART を受信、そのログを Excel で眺めていく。
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乱数発生器を自分で作ってみたくなった。
Raspberry Pi にはハードウェア乱数発生器が乗っているらしいけれども、そういうのを自分で作るとしたらどういうふうになるのだろうと言う感じ。

検索したところ「GR-KURUMIを用いて物理現象に基づくお手軽乱数発生器をつくってみた」という記事が見つかった。
まさにこれがそのものなのだけれども、理論は分かるものの自分の手で試してみたいというのが今回の趣旨なのでトレスでもいいから試してみる事にした。

■ 電子雪崩現象によるノイズ

ダイオードやトランジスタといった半導体は基本的に一方向にしか電流を通さないという性質を持っている。
逆方向には電流を通さないのだけれども、その通さない状態でも電圧が高いと限界を突破して流れてしまう。これが電子雪崩現象。
この時の電子が通ったり通らなかったりの加減でノイズが発生するらしい。

さっそくトランジスタやツェナーダイオードを用意して色々試してみる。
んが、ちっともノイズっぽいのが出てこない。
dsc_0086
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さて、里子に出された「いるみさん」だが、LED基板の配線が外れるというアクシデントがあったらしい。
外れたものはまたはんだ付けすればよいのだけれども、これがまたうまくいかないのですな。私でも四苦八苦したくらいだもの。
難しい要因ははんだ付けしようとすると隣接パターンに半田ブリッジしやすいというあたり。
ついでに、トランジスタが寄りすぎていてはんだ付けしづらいという不具合もあったりして。


アフターサポートとして、問題点をいくらか軽減できるように改良した LED基板を作ることにした。


パターン面に半田ごてで手を入れるとブリッジしやすいというのが問題だったので、ジャンパーアーチを表につけてここから延長する形にしてみる。
パッドの方はしょうがないのでそのままとして、配線の半分はパターンでない面に持って行けた事になる。
まあ、このジャンパーにはんだ付けしようとするとパターン側の半田が溶けるので割と難しいのだけれども、それでもましになったほうかと。

新しい基板のガーバーデーターを置いておく。
Downloadl: garber_ledboard2.zip


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ここまででエレキ部分は完成。

ちゃんと点灯もするよ。
ということで、こんどは安定して動作するかどうかのテストを行う。
満タンの電池で連続点灯して何時間くらい光っているかを見るのです。

と、これがなかなかうまくいかなくてですね。最初のトライでは 2時間で消えてしまいました。
ここで一週間ぐらいあーでもないこーでもないと調整をしていたのですが、結果としては LED ボード上になんらかの短絡があったらしくそれでダメになっていたという次第。
次に短絡を全て解消したら、今度は消えないもののやはり2時間くらいで点滅をはじめボタンでの色切り替えができなくなってしまうという現象が発生。これも原因究明が困難でしたが、マイコンからトランジスタスイッチを駆動させる手前で挟んでいる保護抵抗が小さすぎるというのが原因だった。
回路図ではすでに 470Ω に書き直してあるけれども当初ここは 100Ω だった。するとマイコンからのシグナルが大量に流れ過ぎでチャージポンプによる微弱な電流では貧血を起こしてしまっていたのですな。
わかってしまえばなんてことないけれども、調べているときはわかんなくてうんうん悩んでいたもの。

そういった不具合や調整もあらかた片付き安定したところで電池の電圧計測を行った。

最も電力を消費する白色表示のときの電圧降下グラフ。ニッケル水素は 1本あたり 1V 以下まで使うとよろしくないらしいので、2V 未満は使わない方が良い領域。といってもその近傍ではストンと電圧がさがるのですぐに LED が消えると思う。
1.7V で一回棚ができているのは LEDドライバーが駆動しなくなり LED が消えたため、消費電流が押さえられたのだと思う。

で、この計測結果をみると 5時間30分が駆動時間になるらしい。
要求の 6時間にはちょっと足りないけれども、まあぎりぎり許容の線。
別の色にしていると消費電流が下がるので、6時間は超えるはず。


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最近ニコゲーなるサイトで遊んでいて、そこのクイズジェネレーターでちょこっと作成してみた。(要Flash再生環境)

抵抗カラーコードってなんとなく気合い入れて覚えた事がないので普段使う抵抗値以外の部分が割と曖昧になっていたりするものじゃないですか。わたしだけ?
てなわけで、抵抗値が読めるかガツンとチャレンジしてみてください。

始めるといきなりクイズ形式で「この色は何番?」と聞いてくるけれども、そのまえに読み方の説明をしたスライドを挟むことで教材になるんじゃないかという指摘をいただいた。その通りですな。

何かというと、ニコゲーはこういった用途でさくっと作るのに便利ですよということで。
ブログ等自分のサイトにも張れるのも良いところ。


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ニコニコ技術部の方で「『あの楽器』東京ミーティング」というものがあったのだが、そこで個人的に「おおおっ!」と思ったのが、ヒローマ氏の「メンブレンスイッチを自作して入力装置に」の展示であった。
まあ、これで『あの楽器』のインターフェースにするのは結構しんどそうだなあとは思うのだけれども、メンブレン型のシートスイッチを自分で作っちゃおうというのは電子工作的に超使えまくる技なんではないかと思うわけですよ。
電子工作でスイッチやキーボードがある程度の個数以上になると作るのがかなり面倒になってくる。電卓くらいのキー数だとマイコンでドライブするのはなんとかできるものの、スイッチをその数だけ買うにも高いし、それを基板に並べるにも面倒だし、マトリクスを配線するのも地味に面倒だったりする。大きさを考えてメカニカルスイッチは無理そうだからメンブレンにしたいと思っても、使えそうなのが売っているわけでもない。
それを自作できるんじゃね、と思わせてくれたのでヒローマ氏には大いにリスペクト。

dsc06377.JPG

てなわけで、今回はその原理実験。

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MTM02 の準備にかまけて何も更新してなかった次第。すいません。
その間に作った小ネタでも。


思いつきでもやってみると色々な事が見えてくるものですな。