コメを噛め

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rerofumi の電子工作メモ

Archive for 3月, 2013


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このブログを始めた直後の 2006年8月に PicoScope 2202 (秋月電子通商で取り扱っている最も安価な回モデル)を購入して「PicoScopeって使えるの?」という記事を書いていた。
結局これが使えてお気に入りとなり 2012年まで長いこと使っていた。

2012年になると「ちょっと良いモデルに手を出してみようかな」という気分になったのと、シグナルジェネレータ付きの奴が欲しくなったのとで 3204B を購入。
PicoScope のシグナルジェネレータは AWG といって、基本的な波形はもちろんのこと 1024サンプルで自由波形を出力できるのでなかなか面白いのです。

オシロスコープとして 3204B で不満はなくほくほくで使っていたのだけれども、先日 PicoScope のサイトを覗いてみたら 16ch のロジアナ機能がついた MSO(ミックスドシグナルオシロスコープ)モデルなるものがあって激しく物欲を揺さぶられた。
しかし、秋月電子通商では扱っていない(RSオンラインにはあるみたい)ので、イギリスの PicoScope 社に直接注文して購入。ロジアナ付きの 2205MSO だよー。

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2205MSO / 3204B / 2202 そろい踏み。

PicoScope は PC オシロなので PC 必須ではあるんだけれども、その分トリガ設定がマウスで楽々だったり、スクリーンショット取りまくりだったり、ロガーとしても使えたりと便利なのです。
すっかりお気に入りツール。

PicoScope の良いところは PC アプリがちゃんと進化していっているところ。
64bit 対応も早くて問題なかったし、ソフトの機能も徐々に増えていくしで安心して使えるのです。

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最近だとシリアルデコード機能が付いたので、2現象のオシロスコープモードでも UART/I2C/SPI/CAM 等のデバッグが楽にできるようになった。

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MSO モデルのロジアナ機能ってアナログのオシロスコープと排他機能かと思っていたのだけれどもそんなことはなく、両方同時に使う事ができた。ステキ。
ロジアナのデコード機能はバスデコードができるほかはシリアルデコードがこっちにも適用できる程度なので、まだあまり高度ではないけれども十分使える。

3204B に比べるとシグナルジェネレータが 1MHz → 100kHz と落ちたり、サンプリングレートも 500MHz → 200MHz と一段下だけれども、これだけあれば十分かもしれないので、それより一つに纏まっている感のほうが嬉しいところ。

周りではあまり話題を聞かないけれども PicoScope そこそこ良いよ。