コメを噛め

コメを噛め

rerofumi の電子工作メモ

hatena bookmark

DSC00233
我が家に届いた Cupcake CNC キット。とんてんとんてんと作りまくり、事もなく組み上がった。
とりあえず単純に組み立てるだけなら箱の塗装時間を別にしてだいたい丸一日くらい。ガッツリとりくめなくても2~3日で作れちゃうんじゃないかな。キットとしてデキがよいので作り方のオンラインマニュアルを見て手順通りに進めていくだけだし。

組み上げるだけならそれくらいだけれども、実際に動作させるにはそれなりの手間と調整が必要。私も一発で動作はしなかった。主に射出機(Plastruder)から何も出てこないといった現象。
大抵はどっかでミスしているんだけれども、そういった修正や調整といった作業にもう1日くらいかかるのは見越しておいた方が良いかも。

そんなこんなで、修正と調整を試行錯誤で繰り返しまくった末に…
DSC00245
出力できたーー!

DSC00250
これが我が家の Cupcake CNC での初出力品。
まだちょっと失敗しているところがあるけれども、それでも最初の成果。
端っこがぐしゃっとなっているのはテーブルの食いつきが悪かったからで、次には対処して望む。
DSC00259
テスト用のキャリブレーションデータ。最細の一本(ノズルサイズ0.5mm)だけで積み上げられた壁。
テーブルが脱調無く動いていないと綺麗に積み上がっていかない。しかし、思ったより綺麗に出るもんだな。Zをあげる乗り上げ部分が荒れたり隙間が空いたりしているけれども、それ以外のところは隙間無くぴったりくっついているし。
面は平らではなくて周期的な波みたいのが出るんだけれども、これはZテーブル移動のためのナットと軸のずれが周期的な振動として出ているみたい。

DSC00261
みんなの Cupcake CNC 写真を見ていると、内部に LED を仕込んで照明としているみたい。それに倣って自分のにもやろうと秋月のフレキシブルラインLEDモジュールを購入。
DSC00262DSC00264
色はなぜかみんな青LEDにしたがるので、いやいやここは橙色でしょうとオレンジのモジュールを購入。なんとなくラボっぽいでしょ。

次からはこれで何が作れるかと、使う方を模索していくことになる。
いやそれにしてもキットの組み立ては楽しかった。キットといっても「自分の手でがんがん改良してくれよな」的なアイテムなので、まだまだいくらでもバラしたり調整したりというのが続くことでしょう。

Cupcake CNC というとこの練り歯磨きみたいなのを積み上げる3Dプリンターというイメージだろうけれども、正確な所は安価なXYZテーブル部分であり Plastruder 部分はアタッチメントという扱いである。
今はプラスチックの熱融射出だけれども、注射器での常温物射出アタッチメントも研究されているし、電動ドリルを乗っけるアタッチメントをPlastruderで作っている人もいる。
まあ精度的難があるけれども、こう色々試してみるのは楽しそうであることしきり。そしてそのベースとなるのが、Cupcake CNC の XYZテーブル部分なのですな。

Leave a Reply