コメを噛め

コメを噛め

rerofumi の電子工作メモ

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CNCフライスを使ってのプリント基板自作を行う解説記事を書いてきましたが、予定の全12回全てを書き終えました。
ずいぶんと間が開きつつ時間がかかりましたがおつきあいくださりありがとうございました。

全12回分のインデックスを置いておきます

私がCNCフライスを手に入れ、プリント基板製作を行おうと思ったときに十分な情報とツールが無くて右往左往したものです。
そこからツールを自作し、目標とする QFP100 を含んだプリント基板の作成まで手探りでなんとかたどり着くことができました。
自分にとってやりたいことができるようになった今、振り返ってみると苦労していたあの頃とあまり状況は変わっておらず。製作手順に関するちゃんとまとまった資料がまだ無い様に思います。そこで、細かいところを含めながら私がプリント基板を自作している手順を書き起こしてみました。
これがそのまま通用するかというと使用するツールの違いなどから難しいと思いますが、取っかかりぐらいにはなるのではないかと思います。

また、今回記事としてまとめた意図として、なんだか盛り上がっているんだかいないんだかわからないけど話題にはなっている「電子書籍」を作って見たかったというもう一つの理由があります。
電子書籍の頒布とか販売とか試してみたくても、自分で書いた書籍が無いと何もできませんからね。

というわけで、これまでの全12回をまとめたものも以下に用意しています。

Download: PDF形式 fm-pcm_mil_20120609a.pdf
Download: ePub形式 fm-pcm_mil_20120609a.epub

まあ実際に電子書籍とするには装丁もイラストも足りませんが、気が向いたら足していきます。

ここまでで全23000文字ほどなので、一般的な書籍の 1/4 くらいのボリュームでしょうか。
書籍というより同人誌でまとめた方が良いくらいの分量かな。

ではでは、CNCフライスでみなさまの電子工作の世界が広がりますように。そしてこの記事がそのお手伝いとなりますように。

—–
追記
過去記事の「CNCフライスでプリント基板を作る動画」も併せてご参照ください。

8 Comments to “CNCフライスでプリント基板製作講座完結”

  1. ㏄777 Says:

    はじめまして、rerofumiさん。
    オリジナルマインド社のmini-CNC BlackIIで基板加工に挑戦してみたい、でもガーバーデータからGコードへの変換はどうすればいいのだろう?ということで情報を探していた所、こちらにたどり着きました。

    率直に申し上げますと、資料の充実度に脱帽致しました。必要な情報がすべて有りました。目的であったガーバーデータ→Gコード変換の部分のみならず、
    「K2CADのラッツネットって便利そうだけど、どうしたら使えるんだろう?ネットリストをどう読み込ませばいいのか分からない…。」
    「エンドミルでのPOM加工なら紙の両面テープでも問題ないけど、基板カッターだと巻き込みが問題になりそうな…実際、どれくらい持つのだろう?」
    …といった数々の疑念が解消しました。

    また細かいことですが、キテッジの6 – 3/3.175/4変換スリーブセットや、セルタックなどの存在も、rerofumiさんの記事で初めて知りました。
    有用な情報を公開くださり、本当にありがとうございます。

  2. rerofumi Says:

    cc777 さん、どうも。
    お役にたったようで何よりです。

    最初から最後まで全ての手順を通しでみせるというのと、仕上げにクレンザーで磨くといった細かいところの実際を提示するというのが目的でした。
    以前も書きましたが手法はこれ一つではないので、これを肴に「俺はこうやっているよ」「こうやるともっといいよ」といった話が広がると幸いです。

  3. ramen Says:

    はじめまして、こんにちはCNCを使った基板切削方法を探していて、一番丁寧かつ深い内容を掲載されており、大変役に立ちました。
    早速gynostemma-20110910bを使ってみました。生成されるパスは今までのG-code生成TOOLの中で一番私の思っている理想なパスを出力しますね。
    「これだ!」と思っているのですが、一点気になることがあります。
    それは生成までに時間を要することです。試しにちょっとしたテストガーバーデータを入力してみたのですが、4パス設定で生成するまでに20分くらい時間を要しました。
    そんなモノなのでしょうか?
    動作環境としてはwindows 7 64bit Q6600 2.8GHzなのでそれほど遅いものではないと思っています。「dotNetFx45_Full」を使用しています。

  4. rerofumi Says:

    gynostemma の処理時間は現状そんな感じです。かたじけない。
    マルチスレッドやマルチコアに対応していないので、我が家の 6コア環境でも変わらないと思います。
    できないことができるようになるのだから、多少時間がかかってもいいよね的なスタンスであまり高速化は検討してきませんでした。

    C++ で書き直して高速化というのも検討してみた事はあるのですが、ruby 故に簡単に書けていたところがあって書き直しは結構な手間がかかるため実行には移していません。

  5. ramen Says:

    rerofumiさま、早速の回答ありがとうございます。処理速度の件、了解しました。
    気長に待つことにします。(^.^)

  6. kiku Says:

    こんにちは はじめまして
    GERBER Gcodeで検索してここにたどり着きました。
    しかもフリーウェアという事で驚いています。
    ちなみに私はIMSRVのDESKPCBを使っております。
    このソフトはソルダーマスクは作れるのでしょうか?

  7. kiku Says:

    GERBER Gcodeで検索してここにたどり着きました。
    しかもフリーウェアという事で驚いています。
    ちなみに私はIMSRVのDESKPCBを使っております。
    このソフトはソルダーマスクは作れるのでしょうか?

  8. rerofumi Says:

    お返事おそくなりました。
    CNCフライスでメタルマスクを作れるか、作るにはどうしたら良いのかという事へのフォーカスとなりますのでガーバー変換がどうこうというのでは無い気がします。
    何をなさりたいのかが今ひとつつかめていなかったのですが、例えばランドにペーストソルダーを塗るためのスクリーンが作成したいということならばそのレイヤーを外形扱いして処理すれば作れそうな気もします。

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