コメを噛め

コメを噛め

rerofumi の電子工作メモ

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dsc06445
先日買ったマルツのFPGA学習ベースボードについているパラレルプログラマでうはうはのFPGA生活が送れているかというとさにあらず。この五日間コンフィギュレーションができなくて悪戦苦闘していた。

■ 第一の難関、増設パラレルポートの罠
Lattice の ispVM を起動してダウンロードケーブルを設定することから始まるのだけれども、自動認識に失敗しケーブルを発見することができない。
でまあ、パラレルポート設定の所に 0x0378 とか書いてあるのを見て気がつく。これは、マザーボードというかチップセット内蔵のパラレルポート時のI/Oアドレスだ。うちのは増設カードによるパラレルポートなのでI/Oアドレスが違うはず。
para_jtag1
で、見てみたら 0xb400 だったのでこれを手動設定。
para_jtag2
これでダウンロードケーブルが認識されて使える様になった。

■ 第二の難関、バウンダリスキャンできない
ところが次の段階であるバウンダリスキャンによるデバイス検出ができずエラーのみが帰ってくる状態に。さっぱりわからないので、超簡易プローブテスタを作成して、マルツボード上を信号が流れているか確認する。
dsc06446
大活躍の超簡易プローブテスタ。
みっちりと調査し、結構な時間をかけてわかったことは、JTAGの信号はちゃんとFPGAに届いていること。たぶん、TDOが受け取れずに 1 オンリーを検出している状態であること。
おまけに、調査しているときなんかの切っ掛けですぐ信号が出てこなくなる現象に遭遇。これに出会うとアプリを起動し直しなのだけれども、4回に1回とかの頻度で起こるのでちときつい。
ちなみに Xilinx モードにしたら Impact で普通にバウンダリスキャンできた(デバイスは不明な奴と表示される)。なのでマルツボードのせいでも、FPGA基板のせいでもなさそうである。
パラレルポートドライバと増設パラレルポートの関係な気がしてきて、やる気はがっつり減退。なにかに頼りたくなってくる。
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頼りになる女神降臨(ひだりのほうね)。USBなかわいいアイツ。
まあ、Windows7 のときに「パラレルポート撤廃しようかなー」とかいっていた時はまだ迷いがありながらも検討していたと言うことで。

しかし……。

■ 第三の難関、USBケーブルでもバウンダリスキャンできない
流石にUSBケーブルでもコンフィグできなかった時は目の前まっくらになりましたよ。
今回のLattice基板(&雑誌)3つ買ってあったのだけれども、3つとも駄目ってどういうことよ。いったい何がどうなっているのよさ。
具体的にはパラレルポートの時とは違って、スキャンはできる。できるんだけれども、NO-JTAG という「不明なデバイス」扱いになってしまうという現象。
~~ 2日間の格闘を挟んで ~~
5日を費やしてようやく思い出した。そういや以前にもコンフィグできない問題ってあったよなと。
あれは2007年の Spaltan3E 基板の時。コンフィグできないという問題で一堂騒然。結局波形を揃える必要があるということで、うまくコンフィグできない人は244でバッファを作ってかますか、コンデンサを調整して波形を調整するということになっていたと思う。
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その時につくった 74VHC244 なアダプタ。
これを基板とケーブルの間にかますと……。
dsc06454
ばっちりというかあっさりスキャンできるようになりましたよ。こんちくしょうめ。
もちろん、コンフィグもバッチリ。
これで Lattice FPGA基板で開発して遊ぶことができますよ。(目の端にキラリと光ものが)

たぶん、増設パラレルポートで上手くいかないみたいと言う問題と、バッファを噛ました方が良いという問題はそれぞれ別の事象。
私の場合はこうだったという情報までに。


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ここしばらく何もせずにぼけーっとしていたのだけれども、そろっとなんか作ってみるかなあという気概がたかまりつつある雰囲気。
ここは一つ、お買い物で物欲的に盛り上がってみようとか思って買ったのがこれ。
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ユニバーサルプログラマ。よするにEPROMライター。
Aitendo で見かけて割とお安かったので購入。USBバスパワーでケーブル一本だけで動作するというのもうれしいというか、今時というか。
topwin_ss1.jpg
プログラミングアプリはこんな感じ。

先日、ケミカルランプの紫外線だと波長が長くてUV-EPROMは消えない殺菌灯じゃなきゃという話を聞いてそうだったのかーと知らなかったのを反省すると共に、EPROMへの郷愁がむくむくとわき上がっていたのでした。
昔は仕事で黙々とUV-EPROMを消したり書いたりしていたものですよ。
dsc06383.JPG
そんなUV-EPROMも絶滅危惧種。
秋月では256kだけを取り扱っていて、在庫限りの最終品だそうな。秋葉原までいくとまだぽろぽろと買えるかな。
このEPROMは読み書きができた。あとはアーケード中古基板に載っているEPROMを外して読んで遊んでみたり。

さて、今時EPROMを使うかというとどうだろうというのが正直な所。しかし、こいつはユニバーサルプログラマというだけあって、UV-EPROM以外も読み書きできるのですな。このへんから、今時の電子工作っぽい話。
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これは秋月で取り扱っている 2Mフラッシュ。こいつだけ、32pin PLCCという電子工作でも扱い易い形状なのでいつか使ってやろうと買っておいたもの。データシートを見て、なるほどこうやって消したり書いたりするのかというのはわかったのだけれども、実際に書き込む回路やマイコン制御を書くのが面倒でほったらかしになっていた。
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で、このユニバーサルプログラマはこのフラッシュ等も書き込むことができるのですな。
PLCCアダプタはライタと一緒に買っておいたもの。このフラッシュに使う為ですよ、ええ。
予め書き込んで置いたり、ちゃんと書けているか確認したりできるので、これでこのフラッシュも扱い易くなるというもの。

それだけでなく、2線3線のシリアルEEPROMも読み書きできるのが今時工作でのミソ。
以前、PSoCで音声をだしたときシリアルEEPROMに音声データを置いていたのだけれども。そのときは適当に使い捨てのマイコンファームを書いて、PCからシリアルで流し込むとI2CでEEPROMに書き込むというやっつけライタを作って作業をした。
いまでは、こいつで楽々書き込み&確認ができるというわけさぁ。
ついでに、PIC12/16やAVRのDIP品にプログラミングもできるらしい。この辺はできるからついでにやっておけ的で、なんか今ひとつな気がする。いや、実際読み書きできるので便利ちゃ便利なのですがね。
これだけ機能があると、最近のマイコン電子工作的にも「ありなんじゃね?」という気がするわけですよ。

で、最終的に使えるかというとなんとなく値段相応で安物だからこんなものかなーといった感じはする。
なんか細かいところでイマイチな所があってみたりするので。
EPROMも1M以上の物はサポートがまばらだったり、その結果つかえないデバイスもあったり。なんだかデバイスとの相性問題とかあるみたい。けれども、私の手元にあるやつは大きな奴以外大体扱えた。
マイコンへのプログラミングはおまけ程度に見ておくと良いかも。できたらラッキー程度に。いや、できたので結構便利だとは思ったのだけれどもeraseが完了しなかったり怪しげなところも見られたので。

てなわけであると楽しそうなアイテムだと思った。


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久々に作りたくなってきたので活動再開。
まずは部材購入から。

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スイッチいぱーい。

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温調コテが欲しくなったので、一番安いところのミニステーションを購入。
これまで使っていたTQ-95も良いコテでした。速熱スイッチ型大好き。

他にもLEDとかコネクタとか細々としたあたりを買い込み。
またゆるゆるとハンダ付け工作の世界に没頭しましょうかね。