コメを噛め

コメを噛め

rerofumi の電子工作メモ

hatena bookmark

「かなで」のユニバーサル基板による試作も完成し動作させることができたので、今度はプリント基板を作ろうと作業中。
P板.com を利用してみようということで、最初は CADRAS X で作業をしていた。如何にもCADといった感じの操作形態でお世辞にもわかりやすくはないのだけれども、チュートリアルが揃っているので一通りなぞれば後半はさくさく使えるようになっていた感じ。使い慣れると結構便利で良い感じなんだけれどもCADRAS XはP板.com 専用といった風情でガーバーの読み書きができないというあたりに引っかかったため中断。
んじゃ他はと見回して今回はK2CADを利用することにした。

で、K2CADのお話なんだけれども、これの問題点はドキュメントがリファレンスしかなくてチュートリアルがないといったところに尽きるかと。そのリファレンスも全機能が書いていないし。
立ち上げてからどういった手順をふめば回路図がかけるのかが最初はさっぱりわからなくて、それで丸一日は潰れてしまう様な感じ。でも、がんばって一枚作り上げるというか一通り最後までできる様になってみると(使いこなせるようになると)、実は悪いツールじゃないことがわかってくると思う。(同時にどこが弱いかも見えるけれども)
個人的にはラッツネットの表示が一応できるあたりがありがたい。これがあると凡ミスが減ります(^^;

以下はわかりにくかった点をメモしておいたもの

ベタ作成
閉鎖領域を指定して Fキーを押すとベタ化
ベタ領域を指定してFキーを押すと解除

プロジェクトの作成
プロジェクトを選んで存在しない名前を指定すれば新規作成
予め作っておいた基板ファイルを登録して作成完了

ラッツネット表示
プロジェクトでネットを指定しておいて F11 キーで表示

通常編集時
クリックで描画、ドラッグで範囲選択
選択パーツがあるときに空白をクリックすると移動モード
見た目は同じ選択だけれども、線移動と点移動の両方が存在する

デフォルトで赤い点線枠が表示されている
印刷可能領域、今のバージョンでは消すことができない

パーツライブラリ
基本的にライブラリは付属しない
環境設定の部品ファイルに自分専用のライブラリを新規追加してそれを育てる
データとして付属しているのはライブラリではなく図面ファイル
付属データの図面ファイルを読み込み、必要なのをコピーして部品構成しライブラリに追加していく

4層時の中間VCC,GNDへの接続
部品の「修正」から「端子」を選び、2層3層にチェックすることで中間層へ接続

部品のシルク表示選択
部品の「修正」で上3つはシルク文字列の表示スイッチらしい

Bsch3vのネットデータ
TELESIS形式らしい

部品と部品基準原点
部品の製作には基準原点が必要
一番小さいビアが基準原点になる、それが存在しない場合は基準原点レイヤーで指定する

掲示板は熟読せよ
K2CADの掲示板に書かれている過去の質疑応答が実は最も有用なドキュメント

Leave a Reply