コメを噛め

コメを噛め

rerofumi の電子工作メモ

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アナログシンセがついてくる、大人の科学「シンセサイザークロニクル」が発売されたためマッハで購入。
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箱を空けただけでワクワクがとまりません!

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ちと螺子がひ弱で、しっかり止めようと力を入れて回したらねじ切れてしまった。涙目。
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隣に穴を空けて手持ちの螺子で適当に固定。なんとか回避。

で、冊子の中にもマイコンでMIDI制御するというのがちょろっとありましたが、こちらは当然「かなで」を使ってコントロールしたいところ。元々「かなで」は自作電子楽器のMIDIレシーバー部分として設計されているので、こういった用途が本業だったりする。
SX-150の回路を眺めていると実現可能性として 2パターンあるぽい。

(その1)
電極での演奏は、ピッチ(音の高さ)に変換される VC と、エンベロープのトリガーとなる GATE の二つの信号としてモジュールに伝えられる。
「かなで」では CN4 にこれら情報が出てきている。CN4-8 がそのままGATEで、CN4-1〜7 が7bitの値で VC となる。この 7bit をラダー抵抗によるDACで電圧に変換すればそのまま VC に流し込めるであろう。
この方式だと SX-150 の全てのファンクション(つまみ類)が使えて、MIDI音源化できる。
んが、DACで変換した VC とオシレータの精度から、MIDI信号がそのままちゃんとした音階として演奏されるわけではない。つまりチューンがめちゃくちゃになる。たぶん。
まあ、譜を演奏するのではなく、効果音をひよひよ鳴らしたい向きにはこれでも良いかも。

(その2)
「かなで」のPWMを使ってオシレータ部分までを「かなで」で済ませてしまう作戦。
SX-150 のオシレータとピッチLFOをすっ飛ばして、波形をフィルターに流し込んでしまう。
これだとアナログシンセの旨みであるLFOがまったく使えないが、エンベロープとフィルター(とレゾナンス)を「かなで」の演奏に付与することができる。
「かなで」からは CN4-8 の GATE と CN6 の PWM 、この2本を SX-150 に繋ぐ形となる。ついでにSX-150から電源をとるので 4本を配線。

てっとりばやくで(その2)を試してみた。
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詳しくはそのうち説明する。(予定)
SX-150 内部のGATEが OFF時 5V と負論理になっているので、2SC1815を使って「かなで」のGATEを適当に反転。

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なんつーか、SX-150 をフィルターとしてしか使っていないが、「かなで」の簡易音声出力にエンベロープがつくだけでもちょっと嬉しかったりする。

わざわざ「かなで」でGATE(NOTE ON/OFF)を出力しているのはこういったことをやるためなんだよと、設計方針を改めて表明。

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