コメを噛め

コメを噛め

rerofumi の電子工作メモ

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基板編。
CPLD でカップラーメンタイマーが作れるようなトレーニングボードを作ろうとか言い出して月日は流れ。
当初は PCBE を使ってちょびちょび手作業でプリント基板のアートワークを作成していたのだけれども、あまりの難しさに遅々として進まず。それよりも、絶対どっかでミスが入るだろコレ、という危機感に苛まれて CAD を EAGLE free 版に乗り換えてみる。
オートルーター目当てではあるけれども、回路図とアートワークにずれが無いことを検出してくれるあたりを頼っての事。

EAGLE は確かにライブラリから部品を探し出すのが難しすぎる。検索機能とかないんかね。とはいってもそんなに苦労もせず回路図をひきなおせた。


オシレーターの出力は 5V だけれども XC9572XL は 5V の入力に耐えるのでそのままつっこんでいる。
ここで ERRATA。完成した後でわかったのだけれども、オシレーターの分周比設定を 5V に繋いでいるけれども GND が正解らしい。この回路図の通りに作ると、どんなにスイッチを設定しても 78.125khz しか出てきません。

この回路を片面基板で作ろうというのが今回の無謀な企画。


当然ながらオートルーティングは途中でギブアップをする。上の図は 79%のルートを張り終えたところでギブアップしている。これでも部品の配置を最適化したり、色々と手を入れた後での結果。何も考えないで部品配置すると、60%くらいしかオートでひけなかったりした。
後は手作業でちょびちょび修正して、できるだけ最低限のジャンパーで済むように組み立てていく。


赤い線が部品面のラインで通常は両面基板なのだが、今回はこの部品面の線をジャンパー線としてスズメッキ線の実装で作ろうという作戦。


なんとか完成。

これを感光基板に焼き付けて作成。
CPLD の足は 0.5mm だし、線間は 0.3mm 程度と細かいアートワークなのだけれども、ずいぶんと慣れたもので焼き付けとエッチングに問題なし。


完成。うむうむ。
が、部品を挿して確認していたりしたら妙な違和感が……。
orz 鏡反転のものを作ってしまった。
穴開けし終えてから気づくなよ……。
(この間数日が経過)


気を取り直して再度作成。
今度こそ完成。

最終的なプリントパターンはこんな。参考までに。
cpld_led_circuit_pattern.pdf

プリント基板作成ってそんじょそこらの脳トレーニングとは比較にならないくらい頭を使うよなあ。パズル的に楽しめる範囲であれば面白いのだけれども。
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