コメを噛め

コメを噛め

rerofumi の電子工作メモ

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USBジョイスティックデバイスが作れるようになったら、是非ともやってみたい事があった。それが、加速度センサーを用いた傾きで操るジョイスティックだ。
てなわけで作ってみた。
実は GW 中には完成していたのだけれども、その後 E3 で Wii や PS3 のコントローラーが脚光を浴びたために今ひとつ新鮮みが無くなってしまった。まあ、新型ゲーム機の売りとなっている傾き制御コントローラーが一足お先に自作で楽しめると、前向きに捉えておこう。

なんで傾きジョイスティックなのかというと、1つアイディアがあったからだ。


これがジョイスティック。
戦闘機のプラモデルにセンサーを取り付けてある。そしてプレイ中はこの飛行機を手に持ち前後左右に傾けながら遊ぶのだ。そう、みんなが一度はやったことのある「きーーーーん、ずばばばばば」というごっこ遊びをインターフェースに取り入れたわけだ。
本当は「ずばばばば」と言うと弾が出るとカッコイイのだが、流石にそんな音声認識まではできないので、普通に基板上のタクトスイッチで発射する。本体にスイッチを付けようと思っていたのだが、タクトスイッチを押し込む際の衝撃を加速度センサーが拾いまくって不都合なので取りやめた。

F/A-18 なのは単に入手性の問題。塗装もデカール張りもせずに素組なのは、まあプラモ作りが本筋ではないということで。(凝るとキリがなさそうだ)


削って端子を取り付け、パテで埋める。
フィギュア作りよりも、プラモ向きだなあと感じたので二度と使うこともないだろうと思っていたアルテコパテがこんなところで大活躍。


裏は穴をあけてケーブルを通してある。

加速度センサーは PIC18F4550 の A/Dコンバータで読み込み、-128〜127 のジョイスティック値としている。傾き具合とプレイ感覚を合わせるために、40度くらい傾けたら方向値 MAX となるようにしているのがミソといえばミソ。


プレイ中の様子。
プレイしているゲームは D.N.A. Software さんの同人ゲーム MASTER BURNER の完全版。

写真だと面白みがないというか、自由自在感がまったく伝わらないのでフラッシュムービーを用意してみました。
普通に遊べている様をごらん頂けます。

なんといっても USB HID デバイスなので、USBジョイスティックであそべる PC ゲームは全部遊べます。アナログ無効でデジタル入力のゲームも、まあ遊べます。
流石に弾幕シューティングをプレイすると「なにその新手の苦行は?」といった風情ですけれども、東方永夜抄の Easy で慧音(3面ボス)くらいまではいけるようにはなります。慣れると。

usbjoystick_16.zip
PIC のプログラムソースコード (for BoostC)

2 Comments to “童心に還るインターフェース”

  1. さらさら Says:

    こんにちわ.FPGAについてぐぐってたらたどり着きました.めっちゃ面白いっすねこれw

  2. rerofumi Says:

    この手のは、自分の手で遊んでみるのが一番面白いところです

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