posted by rerofumi
2007/3/11 日曜日 22:53:26
簡易ロジアナを作ろうかと思い立ってから、基板作成までしたのがこれまでの経緯。その後、PS3 Linux にかまけていたり、サーバに不幸があったりとでずっとほったらかしの内に三ヶ月が過ぎていた次第。
そろそろ制作を再開したいなあと思った物の、先だってのサーバ損失によってこれまでの回路設計や基板設計に関する添付資料や写真が全て失われているので、ひとまずはこれまでやってきた作業内容のおさらいと画像再掲載から。
まずはコンセプト。
ロジックアナライザとして信号を記録する SRAM は一般的な 256KB SRAM の SRM2B256LMX55 を利用。8bit 32KByte の SRAM。秋月電子で 5個 1パックで 300円也。1個なら 60円相当。
これをコントロールするマイコンは PSoC。PC とはシリアル接続して、シリアルポート経由でコントロールを行う。
PSoC は入手しやすい 28Pin DIP パッケージを使用するが、SRAM のアドレスをコントロールするほど I/O が無いので、Xilinx の CPLD XC9536 あたりを使ってアドレスコントロールを行う。
これらの Eagle Lite プロジェクトがこちら。
fumi_logiana_eagle.zip
そんなこんなでできたプリント基板の図。
(この写真に写っている版では 74244 のピンピッチが異なっている)
とまあ、ここまでが 3ヶ月前に掲載していた内容。
実はこの時にハンダ付け実装までは完了していたりする。
完成したものがこちら。
脇に写っている緑色の基板はストロベリー・リナックスから購入した FT232RL 使用の USBシリアル変換モジュール。PC とはシリアル通信するけれども、これを用いて USB 接続にする目論見。
テスタ片手にハンダブリッジ(ショート)していない事を念入りにチェック。問題ないことが確認できたところでソケットに PSoC と CPLD を装着、プログラマにてソフトウェアが書き込めることをそれぞれで確認。
ひとまず問題ないことがわかったので、ここから先は全てソフトウェアでの作業となる。
この先やっていくこととしては、いきなり完成を目指すわけではない。少しずつテストコードを動作させていって、ハードウェアの設計がこれで正しいことを確認していく事になる。
実は PSoC の書き込みテストの際、LED が点滅するようなコードを書いて試しているので少なくとも PSoC と 2個の LED は期待通りに動いている事がわかっている。
このように少しずつ回路を動かしていって全ての要素が期待通りに動いている事が確認できたところで目的とするファームウェアの設計と作成を行っていくことになる。
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