Archive for 5月, 2005

メディアのスケール

日本の総人口は最近で大体 1億2700万人くらいだという。
日本国の国家というのはこの 1億2700万人に対して 1つなので、1:127,000,000 ということになる。まあ、国家はメディアではないので一つの例として。
関東圏において、UHF地方局を含めなければ民放の地上波テレビ局は 5局 6チャンネル。単純にチャンネルで人口を割ると 1:2000万 のマスメディアということになる。
実際は全員がテレビを見ている訳ではないだろうから、メディアスケールとして大体 1:5,000,000 くらいなんではないかなあと思っている。新聞も 1:10,000,000 〜 1:5,000,000 くらいみたいだし。
日本におけるマスメディアスケールはこれが最大なんではないかなあ。
およげたいやきくんのセル数やハリーポッターの実質販売部数とかも 5,000,000 くらいだし、ファミコンやプレステの販売台数も 10,000,000 台ちょいだし。
国民全員が受け入れてその数字。
「ミリオンセラー」という言葉があるように 1:1,000,000、つまり 1 のコンテンツが 100万人に求められると大ヒットというスケール感がある。
比較的買いやすい雑誌などでみると、一般週刊誌が 1:500,000 あたり。
漫画雑誌は上下が開いているので一概に言えないけど中間は 1:200,000 くらい。情報誌とかちょっと売れていない本だと 1:50,000 〜 1:20,000 あたりできゅうきゅう言っている。
このあたりの数字まで降りてくるとゲームの販売本数に大分近くなってくる。ゲームは本よりも単価が高いから低い場合は 1:5,000 くらいでもそれなりに回るときもある。
販売本数でみるとそんなもんだよな思ってしまうけれども、これをメディアとして考えると 5,000人のために 1つのコンテンツを提供している世界ということになるわけだ。
これが PC 用のエロゲーとかだったりすると、もっと小さく回転していて 1:1,800 とか酷いときには 1:1,000 とかにもなる。
もっともゲームは嗜好品だから、その 1つが好きな人が 1,000人しかいないというのはそんな物かもしれない。
その 1,000人のための 1つのコンテンツだ。

あらゆるメディアに置いて購買部数の縮小化が叫ばれている。
いろんなメディアが発達し、受け手の志向が多様化したおかげで「一極集中」なマスメディアが弱まり、分散化しているからだと言われている。
そんな世の中で 1:5,000,000 でないと儲からないというメディアモデルは夢にも描かないだろう。
むしろ 1:20,000 としてその 20,000人に喜んでもらいつつそこそこ回していけるビジネスモデルを積極的に考えないといけないのかもしれない。
1つのコンテンツを提供してそれが 5,000人に受け入れられた場合。嘆くべきだろうか、それとも 5,000人も理解してくれたと喜ぶべきだろうか。
そもそもでコンテンツをメディアにのせてそれを受け入れてくれる人が多くなくてはいけないのだろうか。
受け入れてくれる人がいたらそれで良いという考えはないのだろうか。

通常メディアはその形でコンテンツを流通させるのに費用がかかる。
テレビ局なら放送機器に放送免許、コンテンツ作成費等々。
書籍にしても編集、印刷、在庫管理、流通等々。
費用がかかるのである程度沢山の受け手が存在しないとコンテンツを提供することができない。そういうもんである。
しかし、最近になって色々とメディア事情は変貌している。
わかりやすいところではインターネット上にある個人コンテンツ。
これが 1:100 くらいでもそれなりに存在できてそれなりに楽しい世界なのである。こうやって書いている私の駄文は 1:10 くらいかしらん?
そんな小さなメディアであっても破綻せずに存在できている。
同人誌もそうだ。大手と言われるところでも即売会会場では 1:5,000 くらいがせいぜいで、総計して 1:50,000 とかだろう。
通常は 1:300 くらいだし、1:20 とかのピコ手でも本人達は楽しくやっている。
もちろんこういったのは個人メディアである。
しかし、ネットワークが普及した昨今では個人メディアとそうでないものの境が無くなりバリアフリーに近い状態になっているというところは頭に置いておきたい。

まあ、何かというと、その 1:100 で楽しむという世界も良いじゃないかということと、そういった小さなメディアが沢山存在する世界に備えよということである。
三つ星レストランで食べる高級料理は確かにおいしいかもしれないけれども、私たちが普段食べているのは家庭の料理なのである。そして、どんな人でも得意料理があってそれを褒められることはうれしいものである。

なんでこんな事を考えたかというと先日の博麗神社例大祭の熱気がまだ残っているのよ。
あれって ZUN氏一人が作った東方プロジェクトというゲームが発端なんだけれども、オンリーイベントへの参加サークルが 350、一般参加が 5,000(推測)という規模だったのよね。1:350:5,000。
東方プロジェクトでみると 1:10,000 は確実に行っていて、下手すると 1:50,000 は数えられるかもしれない。それはかなり凄そうだ。
でもコピー誌をほそぼそと売っている人たちもあの場では凄い楽しそうだったのよ。

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団子の節句

ゴールデンウィーク前半、私は実家へ帰省していた。
そしたらばーさまが「笹団子持って行くかね」と聞いてきたのだった。
私の郷土新潟では、五月五日のこどもの日(端午の節句)に柏餅を食べずに笹団子を食べる風習がある。笹団子自体新潟名物らしきポジションにあるらしいのでそういったところから来ているのだろうか。
でま、笹団子も久しく食べていないなあと思って是の返事をしていた。関東で手に入らないことはないのだけれども、見かけやすいわけでもないので疎遠になっていたところだし。
と油断していたところでばーさまの口から出てきた言葉に耳を疑う。
「団子は50個ほどあれば良いか?」
まてまて、怒首領蜂の弾幕じゃあるまいし、そんな大量の団子をどうすれと。
そもそもで私一人が食うためにくれといっていたのだから、その50個を全部食えとおっしゃいますか?
必死の説得により個数は 10個まで減らされる事に。ほっ。

しかしその 10個もなかなか無くならないもので。
堅くならないうちに食い尽くさねば。

そういえば先日の博麗神社例大祭(同人即売会)で、オーラスに大ジャンケン大会(凄い規模だろうなあ)があったらしいのだけれども、そこに出品されていた景品の一つに「レミリア」という名前の赤ワインがあったそうな。
永遠に幼き紅い悪魔(吸血鬼)の名前を持つ赤ワインと聞いて興味をひく。いいね、それ。是非とも口に含んでころがしてみたいものだ(微妙にやらしい言い回し)。
早速インターネットで調査開始。んが、残念ながら見つからない。
「デッレミリア」というワインは見つけたけれども、これは "Dell’Emilia" で「イタリア、エミリア地方の」ワインだ。しかもスパークリングワインだし。
ムーン残念。でも、見て回っているうちに飲みたくなったのでそのまま注文ボタンをポチ。いくつかのワインを注文してしまう。インターネット恐ろしい。
他に探してみたら、そういう名前の苺の銘柄があるらしく「リトルスカーレット(Little Scarlet)」という咲夜さんが鼻血を出しそうな苺ジャムがあった。
紅茶に垂らして飲むというのも優雅なひとときの演出には良いかもしれない。
もっとも、レミリア達が飲んでいる紅茶にジャムが合うかどうかは疑問だけれども。

ちなみに「八雲紫」というお醤油があって、東方ファンの間で珍重されているというのは有名なお話。

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トップ絵更新

流石に 4ヶ月もそのままなのはみっともない気がして、トップ絵を差し替える。
私が霊夢を描くのは偉く珍しい事だと思う。なぜか。

例大祭は 4時間つったっている状態だったのでちと疲れた。
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ゴールデンウィークといえば

世間はすっかりゴールデンウィーク、その真っ最中。
ゴールデンウィークと言えば! そう、劇場版「名探偵コナン」!
(知らない人に説明すると名探偵コナンの劇場版は毎年この時期に上映されているのだ)
てなわけで観てきた。
うむ、今年の奴も面白い。
うお刑事コロンボパターンか、なぬあっけないな、と思ったところからが本番。毎度のアクションラッシュラッシュラッシュ。助かったー、と思ったところでの一捻り。相変わらずそつがない。
やっぱりこのシリーズは娯楽アクション映画としてピカイチだと思う。
犯罪サスペンスとしての評価じゃないんだけれどもね。

明日 5/4 は東方オンリー同人誌即売会「博麗神社例大祭」。カタログも既に買ってうきうき状態。
なんか状況的に凄いことになりそうだけれども、それも人気故か。
この連休、都産貿もフル回転で、明日はなんと 6つのイベントが開かれてます。まあ珍しくはないけど。
真紅さま、もといローゼンメイデンオンリーイベントもちと気になるのう。
ちなみに本日 5/3 はひぐらしオンリーイベント「雛見沢村綿流し祭」だったそうで。
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