Archive for 9月, 2004

今のアニメは面白い?

最近「杉の木工房」さんがダイバージェンス・イヴの消化に入っていて、目を細めながらそのレビューを眺めていたり。
ダイバージェンス・イヴは散々文句良いながら観ていたけれども、文句言うだけ見入っていたということでもあって結構印象深いタイトルでした。みさきクロニクルは #7 以降完全にダイバージェンス・イヴで、そのあたりからぞくぞくしながら観ていた。みさきクロニクルの #1 が 13話続いていたら最低の烙印を押していたに違いない。
だからといって「好きな作品」とは微妙に違うので、やっぱり表だって評価はしないのですけど。

さて、それとは別に「菜々子解体診書」のレビューがあってそこにあった「20 世紀末期 = アニメ暗黒時代の愛すべき典型ダメアニメ」という言葉に苦笑する。
90年代(特に前半)を振り返ると本当にそんな感じだったなと思っていたので。
とくに「あかほりさとるノリ」に代表されるような、今さえよければ良い的な消費理論体系が根付いたのは悪影響とも言え、今現在のオタクの多くはその時代を吸い込んで今に至る。

現代はなぜか知らないがアニメが多すぎる時代である。
そんな状況だから粗製濫造なのかというと、意外とそうではないというのが最近実感しているところである。
確かにタイトルが多すぎるおかげで全部を観ることはできないし、そんなに興味なければ視聴を切り捨てるしかない。他と比べてそんなに面白く感じなければ、なおさら切り捨て対象となる。
じゃあ観ていないアニメはすべからくつまらないのかというとこれが案外そうでもないのだ。

これまであまり語っていないけれども、最近のアニメで私的に意外と面白いと思っている(思い直した)タイトルとして「ガングレイブ」「クラウ」「爆裂天使」「忘却の旋律」とかがある。
「ガングレイブ」は地上波で完全にスルーしていたのだが、最終的に「良作」の声が多く、AT-X でのディレイ放送で観ているのだが確かにのめりこむ様に見入るほど面白い。内容が当初の予想と違っていたのと、6話あたりまでは面白みに欠けるのとで、こりゃ見続けていないとわからないなあと言ったところ。黒田洋介はスロースタートが多いなあ、これもビヨンド・オブ・グレイブの名前が出てくるのが 16話なんてねえ。しかし、その前15話で刻まれた物語の深さが重みとなって今後を盛り上げるのだけれども。
ここ最近で注目しているのは「クラウ」。なんか地味で逃げているだけ何だけれども、良くできている作品だと思って注目している。
「爆裂天使」は GONZO だし、正直この手はどうだろうと思うのだけれども観ていたら観ていたでそれなりに面白い。

なんかこう誰が観ても平等に「酷い」って作品って、今そんなに無いような気がする。「ガールズ・ブラボー」はかなり酷いけれども、あれはそれを味としているので良しとして。「この醜」はちとアレだったけれども目を背けるほどじゃないし。敢えて言うなら「RAGNAROK the animation」あたりかしらねえ。

他との比較や、個人的趣味傾倒を置いておくと、どれも「観たら観たなりに」面白いと言えるではないだろうか。
まあ、実際には観る時間がないからとか、予想や趣味と違っていたのでとかで、優劣を付けて区別してしまうわけだけれども。
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萌えコンテンツは曲がり角?

各所で話題の「CEDEC 2004」でのカンファレンス、G’sマガジン編集長による「萌えとはなにか」
ふたを開けたら「双恋」の宣伝で、がかーり。
まあ、その話自体は適当に流しても良いのだけれども「ゲーム業界の“少子高齢化”」という単語にちょっとひっかかった。萌え業界は衰退していくのだろうか。
個人的には衰退すると思う。だが無くなるわけではなく形態を変えるものであるとも考えている。

かつてゲーム業界が歩んだ道がある。
ゲームといえばアクションとシューティングがメインであった時代があった。だが、それらジャンルは衰退し、そのジャンルとともに業界勢力は大きく変貌した。
しかし、ゲーム業界が無くなったわけではないしマイナーカルチャー化したわけでもない。若い世代の趣向が変化し、それにともない市場を形成するジャンルが変貌しただけである。
かつて繁栄を誇ったアクションやシューティングも絶滅したわけではないが、それを好むのはかつての栄光をしる高年齢層が中心となる。レトロゲームがそのままの形で提供されるリバイバルブームも同じ事象だ。
つまり、若い層には若い世代に受け入れられるような新しいジャンルというものが生まれ、そこにシフトした。それが従来のゲームという形を取っているかというと、微妙に形を変えている。
単にそういった時代の流れがそこにあるだけである。
そういった流れについていけるかどうか。

今、というか、ちょっと前まで「萌え」と呼ばれていた物は2000年前後に形成された文化である。それが「萌え」なのだとこだわり続ければ、古くさくなっていく行くだろうし、少子高齢化もするだろう。
そろっと「萌え」という次の世代を彩る言葉が現れるべきである。

アクションゲームしかなかった20年前。映画にあってゲームに無いジャンルとしてラブストーリーを挙げ、その去来を予見した。(そのウェーブはエロゲのほうからきたわけだが)
ラブストーリーを描いたドラマや映画は異質な物として扱われているわけではない。だから、ラブストーリーゲームの大衆化は大いにありうる。ゲーム界の「柴門ふみ」が登場すればよいだけの話である。

未だゲーム界に訪れていないジャンルとして「ヒューマニズムドラマ」とか「ドキュメンタリー」とかがあったりはしますな。もっとも、「泣きゲー」がヒューマニズムゲームに近くはありますが。
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暴君おおあばれ

ハバネロたんフィギュアを買ったついでに、暴君ハバネロ焼きそばを買って食う。
か、辛い!からいってばよっ!
辛さもきっついけれども、その他の味も濃いめなのでこれはこれでうまい。
日清のとんがらし麺は純粋にとうがらしの味だけで、他に逃げようが無い怖さがあったけれども、それとは違うおいしさ。
食べた後汗だくになるなー。
おまけでスナックの方も買ってきていたけれども、流石に連続食いは止めておこう。
もちろんフィギュアを眺めながら食すのですよ。

その他の買い物。
「まんがタイムきらら」 9月号

しまった、きららの 9月号って先月の号じゃんかよ。同じのをもう一冊買ってどうするよ、オレ。というか気付よ。
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オープンソースカンファレンス2004

遅まきながら OSC2004 のリポートなぞ。
OSC2004 はびぎねっと主催のオープンソースコミュニティが集まって騒ぐお祭り。通常 Linux Conference というと企業中心でビジネスの話をしたりするつまんないものなのだけれども、これはあくまで「コミュニティ」中心で行っているのが大きく違うところ。
だから、前にも言ったように「文化祭」のノリなのですな。

Linux萌え萌え大作戦はその末席に参加、主に以下の 3つに対して首をつっこんできました。

1) ブース展示
2) BOF「KNOPPIXのこれから」
3) ライトニングトーク

基本 1) の展示だけだったんだけれども、色々とやってみることに。
展示は「ぐらすたんCD」の展示と CD の配布。なんせマスターが完成したのが当日の朝 5:55 だったりするので、焼き付ける時間がなく 40枚しか持ち込めませんでした。すぐに無くなってしまってごめんなさい。
あとは、等身大ポップを作って目立ってみたり。
ポップを作っていると Looking Glass の川原さんが妙に気に入ったらしく周囲をうろうろしているし。二言三言交わしてみたら、やっぱり考えていることが大体同じらしく。やっぱそうだよねー、的な。

2) は AIST の須崎さんが「ぽえりな」を気に入ってくれていて、それで引きずり込まれる。意外なところから意外な物が出てきた、という感じらしい。
アプリケーションを配布して使って貰うために環境毎配布できる KNOPPIX という仕組み、といったあたりを語りながらウケを取ったり。

3) は 2) がないと思っていたので、なんか喋っておくかと申し込んでいた次第。ウケが取れて良かった。

結局、うちは笑いを提供する役回りでつか。

OSC2004 というのは思っていたよりも熱い寄り合いだった。
集まっているのが各コミュニティの人達で、皆自分のコミュニティを熱く語れる人達なんだな。その熱気がずっと続いているし、一般来場者もそれらを興味深く見ている。
どっかに人が集まっているといった感じではなく、まんべんなく散らばっているといったあたりに良さが現れていたのではないだろうか。

結局、一番やる気なく座っていたのはうちだな(笑)



RD-XS53 買った

これまで RD-XS40 を使っていたけれども、大量の番組をさばききれなくなってきたのでエイヤっと XS53 を購入。HDD 容量 320GB もあるからがんがんストック可能ですよ、ガハハ。ってこれ以上未見を増やしていってどうするんだオレ…… orz
120GB にみっちりとたまった 200本近くのアニメがどれくらいおそろしい(=消化しきれない)ものであるか身をもって知っているはずなのに……。

といっても購入したのは容量を増やすためでなくて、XS40 は並行作業が出来なかったからなのよね。HDD から DVD に転送している間は録画も再生も出来なくなるという仕様なので大量消費にはそこが足止めになるのでした。

取り敢えず XS53 はセットアップしただけで、ほとんど使っていないので感想は特になし。それより、XS40 の中にみっちりとたまっているアニメをどうしたもんか。

話は変わって、私は UNIFINO の DVD-R メディアを好んで使用してました。
製造販売ともに日本の企業だし、それでいて安かったのでがんばれー、という意味もあって使っていた次第。先日、会社更生法を申請しちゃったけど。
んが、XS53 でその UNIFINO メディアが認識されなくてガックリ。手元にある 70 枚にも上る生メディアをいったいどうすれば……
まあ、相性問題があるのは聞いていたのけれども。

あ、ちなみにこの相性問題はドライブの方が悪いと思っています。家にある他のドライブ群(4台、3社分かな)では問題が起きたことは一度もないので。相性問題があること自体は、ある程度しょうがないかねえ。
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