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オープンエモーションという考え方

オープンソース系の実力者は、その Blog も面白いなあと思う事が多い。
以前から漠然と思っていたものの説得に足る材料が揃えられていないため口外してこなかったことなのだが。
結局、今の時点でも統計をとっているわけではないので単に私がそう感じているといった程度に受け止めて貰いたい。

オープンソースというと「無料」というイメージがつきまとうが、本来はそういった金銭的なお話ではない。文化をみんなで育てるという割と当たり前な事をしようとしているだけである。
文化を発展させるためには、誰でも参加できるようにした方が良いよねということを若干強調しているに過ぎない。ただ、その強調部分が「金銭的なお話」の人の何かを逆撫でしてしまうことが多く、あらぬ方向で火の手を上げてしまうのだが。

オープンソースと直接的には関係ない記事だけれども dankogai氏の「気前がいい」関連やその周辺の反応は興味深く読ませてもらったし、その後しばらくたっても頭の中に残っている。

404 Blog Not Found: 気前という技術
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50864723.html
404 Blog Not Found: 頭がいいより気前がいい
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50773505.html
www.textfile.org: 頭がいいより気前がいい(反応記事)
http://d.hatena.ne.jp/textfile/20070226/kimae

オープンソースという言葉を使ってしまうとどうしてもコンピュータープログラムがイメージされてしまうため話しの発展性が無くなるが、要するに「技術」や「知識」や「嬉しさ」をできるだけ公開・共有してお互いの意見をぶつけあいより良くしていこうということだと思う。
別にそこにおいて「金銭的に儲かる」話しをしても実は良いのだけれども、文化的発展を阻害するのだけは御法度である。そして、過度の私欲追求(お金だけじゃなく、名誉や権力も)は文化的発展の阻害要因となることが多いので、非難対象とされやすいというだけの話しだと思う。

あんまり外れた所に力をいれてもしょうがないので Blog の話に戻るけれども、オープンソース系をその様に理解し活躍されている人ってのは Blog に対する姿勢もオープンソースと同様なのではないかと類推するわけだ。
つまり、技術を伝搬し知識をぶつけて切磋琢磨していくための文章だからではないかと。
Blog なので思想的なものだけではなく、感情的なものも良く記述されている。でもそれにおいても、単なる日常を記した個人日記やメモというわけではなく誰かに伝えるためのもの、ひいては文化的発展に関与するためのものであるとみている。そして、そういった感情論の上に技術や知識が乗っかって味わい深い記事となっていくのだ。

そういった、オープンソース的だけれどもプログラムに因らない Blog エントリーはどう表現すべきなのかと考えていたのだけれども、言うなれば「オープンエモーション」といったところだろうか。
ソースコードと同じくなんでもかんでもオープンにすれば良いという物ではなく、文化的発展を狙ってここぞというところをオープンにしシェアしていく、そんな感じ。

以上の様な視点で Blog をみていくと、意外と重要なのが間違った見識でもって書かれた記事であることにも気がつく。もちろん間違っているのでその記事自体は害なのだが、それを諫める識者の反応がとてつもなく役に立つ。様々な正解が寄せられて比較できるのもそうだが、答え合わせをして何が間違っていたのかを考察することが勉強になるのだ。
タコも財産なり。



つぶやき 10/27/1999

コラムで思い出したが、ZDnet で読める PC magazine online のコラムはお気に入りで
欠かさずチェックしている。
Dvorak氏、Willmott氏、Miller氏の語り口はどれも鋭くかつユーモアに富んでいるので
読んでいて楽しい。訳者の技量もなかなかである。若干辛口な向きはあるが個人的に納得
できる内容が多いので気にはなっていない。

そういえば世間がiBookで盛り上がっているとき Dvorak氏はコラム中で「あのかわいい
マシンはなんだ、男が使うマシンはもっとがっしりとしてカッコよくなくてはいかん」と
言った向きの事を書いたら、他サイトでもやり玉にあげられ騒然となった。あの様は
なかなかに面白い物があったと記憶している。
多少極端ではあるが Dvorak氏の「カッコ良くなくてはイカン」といった向きは十分に
納得がいく。なんのかんので最先端技術ってのは「カッコいい」がキーワードに発展して
行くものである。




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