Archive for the '創作活動' Category

やたー、FL-chanキーボードできたよー

fl-key01.jpg
てなわけで時代は今「痛キーボード」の時代へ!(向かったら楽しいですね)

fl-key02.jpg
キートップのデザインを好きなようにできるのが楽しい。
アップにするとデキの荒さが目立ちますが。

fl-key03.jpg
初音ミクマウスとの連携もバッチリ!?

そのうち製作過程動画をアップする予定。

[追記 Jul.24.2008]

動画つくった。



ジャンヌ・ダルクは捕らえられたのか

みくみくJASRAC【してやんよ】な話題。
経緯とかまとめとかは「初音ミクニュース」あたりのクリップを参照するのがよろしいかと。
実のところ、この事件(?)は当事者同士の言論が曖昧なところとか、周囲の危なっかしいほどに過剰な反応とかからどういった認識で居ればよいのか飲み込めないでいる。よくわからないが故の中立といった感じで静観しているといった状態。

でも眺めていると「許すまじ」派と「別に良いじゃない」派の温度差というか隔たりが凄い事に気がついてみる。そこに違和感を感じていたんだけれども、なるほどねというか。
「別に良いじゃないか」派は事象しか見ていないので今回の事件(?)に対しての的確なコメントしかできないんだ。「許すまじ」派が感情的にヒートしている理由は事象そのものとは別な所に論点がある。だからそれが見えていないとなぜあそこまで声高になるのかがわからないかもしれない。

何かというと、初音ミクは旧来メディアやJASRACといった権利者および権利者代行団体に対するアンチテーゼシンボルとして祭られて来ていたのだ。
これまでに「初音ミクとニコニコでCGMが花開く」という言葉がどれくらい記事の上に舞ったことか。まさに、メディアに対し戦いを挑む職人達のシンボルであり、旗を振り(歌をうたい)鼓舞するジャンヌ・ダルクであった。
その美しきシンボルが仮想敵であるJASRACに権利登録されてしまったのである。いままで御旗の元で歌ってきた歌が、仮想敵の権利で全て染まっていく。これまで信じて祭ってきた象徴が冷徹な権威に捕らわれると考えればどれくらい大きな事だったかというのは想像はできるかしらん。
# なんかそういうプロットでエロ漫画ができそうと思ってしまったのは秘密だ

お金を払いJASRAC経由で権利者、制作者に届くことは割とどうでも良い……と思ったけれども、現在該当楽曲が使われている動画の数が凄いから影響はあるか。
どちらかというと、ニコニコのJASRAC契約が怪しくない?(もう始まっているという話もあるけれども)
これって、私らががんばってオリジナル楽曲を作ってそれを盛り上げれば盛り上げるほど、ニコニコ市場で買い物をすればするほど、JASRACに支払われるお金が多くなるって事でもあるんじゃないの?
ほんじゃ、なんのためにオリジナルにこだわっているんだというところがちょっとだけ折れてしまいそうな気がしてみたり、そのお金は誰の所に届くんだという気がしてみなかったり。

ああ、そうそう、初音ミクでCGMすげーと目覚めた人は敢えてここで「伽藍とバザール」を読んでみるというのはどうだろう?いまここで読み返すというところに意味があるかもしれない。



『ピアプロ』とガイドライン

『鏡音リン・レン』もサプライズだったけれども、仕込み規模を考えればこっちも相当なサプライズだと思われるクリプトン・フューチャー・メディアの投稿サイト『PIAPRO(ピアプロ)』
今のところはボーカロイドに限られるけれども、絵と音楽の投稿サイトとなっている。
ニコニコとかぶっている様に見えるけれども、どっちかと言えばPIXIVの方とかぶっているんじゃないかなあ。
面白いなあと思うのは、これまで接点が薄かった音屋と絵描きがあのCVシリーズのパッケージ一つで同じ場所に集いお互いの作品を評価しているところ。確かに何かが生まれそうな予感(だけ)はするわな。
ニコニコは作品展示場(同人誌即売会場)で、ピアプロはその準備会場(制作の裏方)、といった風に使われていくと幸せなんじゃないだろうか。大量の視聴者がピアプロに来るというのはちょっとイメージできない。

『ピアプロ』が開設されて真っ先に見たもの、というか気になったものは利用規約であった。「聞いて!見て!使って!認めて!を実現するCGMエンジン」というお題目がちゃんと利用規約に描かれているのかなといったところ。
ちと読みにくいので最初誤認したところもあったのだけれども、まあ良くできているんじゃないかなあ。あまりにも「当社が権利を有する」という言が強くて面食らうのだけれども、よくよく読むと基本となるコンテンツは制作者が定義した利用範囲に則していて、それ以外の(つっこまれそうな)穴をできるだけ全部塞ぎたいからああいった規約になっているのだと理解した次第。

さて、もう一つというか今回最大の目玉。以前から用意しますと公約されていたクリプトンが有する版権キャラクターの二次利用に関するガイドラインが提示されたこと。ちとわかりにくいけれども、ピアプロの「ヘルプ」→「コンテンツに関するガイドライン」に在るよ。
ま、よーするに非営利であればキャラクターを絵画的二次創作利用しても良いというクリプトンのお墨付きが出たわけですよ。羽目を外しすぎなければ、じゃんじゃんやっても構わないとゆことですな。ロゴについては範囲かどうか今回わからない状態ですが。「初音ミク」という単語自体は登録商標だから、下手な使い方はできませんけどね。

で、個人的に最も大きかったのがそのガイドラインにおいて
「但しゲーム作品を含むプログラム、立体物、衣装を除く」
という但し書きが付いていたこと。ソフトウェアとフィギュアは駄目だそうです。しょんぼり。
とりあえず早急に、私が公開していた「初音ミク」関連のソフトウェアは全て
頒布停止しました。よろしくお願いします。
まあ、制限がかかるよということであり問答無用でやっちゃ駄目という事じゃないので、これらガイドラインに含まれなかった作品制作については権利者にお伺いを立てていきましょ。

ソフト屋とモデラーは各自で色々と考えてくれたまへ。
『ピアプロ』楽しそうだなーと弱音ハク。




You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can skip to the end and leave a response. Pinging is currently not allowed.