お金がないとアニメは作れません

「TVアニメの制作費」(めぞん六星の書斎の部屋)
アニメ製作費はなぜ安いのかというお話。
私は単にアニメが好きな一消費者でしかないが、これって視聴者であるアニメファンにとってみても憤慨して良い内容なのではないだろうか。
単純に需要が無くなったので安くなるというのは市場理念として当然だが、中間搾取者の都合でそうなっているというのは全くもって腹だたしい。最もこの話を鵜呑みにするのも危険だが、TV局と広告代理店の名前は噂の中で度々出てくるので、火のないところに煙は立たないと思っちゃってもよいかしらん。

どこだったが失念したが「アニメの製作費はマニアがDVDを買い支えることで肩代りしているのですよ」という現状に対し「そもそもそういった市場形態を取らねばならないことが異常なのである」と書いているところがあった。言われてみれば確かにそうだ。
似たような話に漫画家の原稿料問題がある。まあ、月刊連載の原稿料で食えなくもないが基本安い。その低い分を単行本の印税で補っている。だから単行本が出るまでは苦しい生活が続く。もっとも、単行本が出たからって売れるとも限らないが。

ところで、1500万円とか1200万円とか800万円とか耳慣れた数字だなあと思っていたら、あれか、ゲームソフトの製作費用か。いや、大手のビッグタイトルとかじゃなくて、本当に末端のところの小さな奴。PS1の末期とか、GBとか本当に800万円って数字だったもんなあ。
もっともゲームは「5人×3カ月」とかいう数字なのでそれでも回ったりするわけですが。
美少女ソフト(18禁)なんかはもっと酷いだろうけどね。
で、消費者が離れちゃって売れなくなってきたものだから、薄利多売形態となってしまい、安いお金でたくさん作って回していこうというスパイラルに入っちゃうのね。当然つまらないものだからエンドユーザーもどんどん離れる。けど、3億円3年とかかけたものが失敗するよりよっぽど良いので小さくクルクルと回っていくわけで。
そんなのいつまでもやってられない、ということでカタギのサラリーマンになったのだけれども、1人月計算の値段があまりにも違っていて腰を抜かしたもんだ。

こんなサイトをやっている人間が堅気かどうかといったところはつっこみどころではないので御容赦。

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