石版コンピューティング

通販で注文したおもちゃが届く。
HP/compaq のタブレットPC tc1100 を購入したのである。
さほど絵を描くわけではないのだが、なんとなく液晶タブレットに対する「使ってみてえ」欲求が高まってしょうがなくなっていた次第。しかし、WACOM の Cintiq は高い。15型の1500はそれなりと言っても15万はする。タブレットPCならまあ納得できるかなあという値段なのだけれども、正直お絵かき用ではないし、初代タブレットPCは液晶がひどかった。
値段的に20万円に落ちてきたし、今時の液晶ならそこそこ綺麗なんではないかなあと思って tc1100 には注目していたのだが決定的だったのが、MS が WACOM の筆圧関知ドライバーを配布開始という記事であった。
http://www.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0404/22/news057.html
このWACOMドライバー、元々米国の方で配布されており、遅れて日本でもほそぼそと配布されていたものを今回MSが正式に認めたというあたりが大きい。tc1100 はWACOMのタブレット技術を採用ということを売りにしているほどなのでそのへんの対応もばっちりなはず。
もっとも、このドライバー Microsoft においてあるわけでなく、該当ページでクリックすると WACOM のサイトに飛ぶのだけれどもね。

でまあ、買った直後に ARTIFACT さんとこでタブレットPCで絵を描くことについてのリンク記事が載る。
http://artifact-jp.com/mt/archives/200404/tabletpcgraphic.html
ここから飛んでいけるレビュー記事の多くが辛辣な評価を下していたりするのだが、それはだいたいその通りだったりすることは認めざるを得ない。
なんというか全体的に完成度が低い。一番気になるのは解像度の低さ。デスクトップではエコノミーモデルの FAVO を使っているのだが、それよりも数段落ちる。ポインティングや筆圧の低さは、まあこんなもんだろと気にせずに済むのだけれども、タイムスライスが低いのがとてつもなく辛い。
ビジネス用途で失敗したのでグラフィック用途へ転身しようとしているのではないかと評しているところがあったが、これでは手書きメモもそこそこ辛く感じるような気がする。

とはいえ、本格的に絵を描こうという向きでなければそれなりに軽く楽しくお絵かきできるので個人的なおもちゃとしては気に入っている。この tc1100 の液晶はすごい綺麗、真横からみても色が変わらないのだ。
紙に絵を描く時のようにタブレットの方を手の上でくるくる回しながら絵がえがけるのだけれども、その感覚がすごい面白い。考えてみれば Cintiq ではこんなことできないので、タブレットPCならではの感覚ではあるなあ。
てなわけで手習いで描いていたのがコレ
http://www.fuwa2factory.net/tobira/tobira21.jpg

あ、思い出した。実際にタブレットPCで絵を描いたり、メモをとったりするときって普通の紙と同じく表面に手をつく場面が多い。故に表面が手の脂だらけになるのでそういうのがなんとなくイヤな人にはきついかも。




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