コメを噛め

コメを噛め

rerofumi の電子工作メモ

hatena bookmark

DSC00325
Cupcake CNC は積み上げ式の3Dプリンタなので空中に浮くような形になっている形状は正常に出力ができない。以前、フィギュアヘッドを出力した際にあごが落ちている写真を見せたと思う。

raft
一応 Skeinforge の Raft という設定を行うと、こういう宙に浮いた形状の下に土台を生成して解決してくれるオプションが存在する。
これを使うと型はできるけれども、土台を引っぺがす作業をしなくてはいけないので少々めんどくさい。
DSC00326DSC00327
サポート付きで出力するとこんな感じ。一見なんじゃこりゃーという風にみえるけれども、サポート部分は本体部分とそんなにくっついていないし薄い板状になっているので手やラジオペンチを使ってもぎゅもぎゅともぎり取っていける。
DSC00330DSC00334
サポートを取っていく様子。
DSC00336
左がサポートあり。あごの形がちゃんと残っているのがわかるでしょ。
なので必要なところでサポートを使うと本当に効果的だったりする。

サポートというか土台出力があるのであれば 3Dプリンタ らしい複雑な形状も出力できるはず。
model2model1


DSC00338DSC00339
玉入りキューブを出力したところ。サポートは玉の真下に作られる。
サポートよりも納豆の糸みたいに張り巡らされているヒゲごみの方が深刻な感じ。
これは、空中をノズルが移動するときに張ってしまうゴミ。Plastruder は樹脂を押し出したり止めたりするけれども、止めても内圧の関係できちんと切れずにいくらか樹脂が出続けるという問題がある。なので、次の出力先へ移動する際それがゴミとしてできてしまうというわけ。
DSC00343
カッターでがんばってヒゲごみを切りまくってみる。
中の玉は遊んでいるからくるくる回せるよ。

DSC00345DSC00346
続いてリング。こちらもヒゲゴミが盛大なことに……
DSC00349
サポートの除去は見た目ほど大変ではなかったりする。
でも細かいパーツにくっついていると一緒にもぎってしまう事があるので注意。
DSC00351
サポートをとったあと。このあとのヒゲごみ除去の方が大変でした。

DSC00359
そんなわけでできたテスト品。
こういった形状が分割なしの一つの品として出力できるのが、3軸フライスCNCと違って3Dプリンタらしいところだと思うのです。

Leave a Reply