コメを噛め

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rerofumi の電子工作メモ

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Thingiverse に makerbot upgrade part というタグがある。
そこのタグには、Cupcake CNC 用の便利小物が集まっている。それらの多くは3Dプリンターで出力すれば使えるので、Cupcake CNC 自身でどんどん作れるという面白い循環を生み出している。

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よしだまき氏に先日イベントで配布したという Cupcake CNC 紹介小冊子を見せてもらったのだけれども、そこにあるおすすめ改造パーツの “Fanboy” が気に入り是非とも作ろうと思い立つ。

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いやー、もう何度も言うけど、こういった形状を自宅で形成できるのはすばらしいわ。
しかもデータのやりとりで世界中の人が同じ形状を手にすることができるわけだしね、自宅がパーツ工場になる以上の意味を持っているよこれは。この感覚は分かっているようでいても、実際に体験してみると全く違うというか、なんか物凄く未来的かも。趣味の電子工作とかも、どうやってみんなにそのものを伝えるかという命題があったのだけれどもそういったものの答えの片鱗を垣間見させてくれる。そんな感じ。

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出力したマウンターに40mmのファンを取り付けて、あとはこれを Cupcake CNC のZテーブルにくっつけるだけ。
ちなみにファンの電源は 12V で、Extruder の C+/- に接続。

もうひとつスゲーと思って制作準備を進めているのが ”Wobble Arrester”
これも、よしだまき氏が自身の Cupcake CNC に組み込んでいるので気になったものだけれども、最初なにをするものかさっぱりわからなかった。動画でただ Zテーブルがきゅりきゅり上がっていく画をみてようやく理解。以前書いた、ねじ切りとボルトの中心がずれていることでZテーブルが周期的に動いている現象を押さえるためのクッションとテーブルを押さえるスタビライザーだった。これは欲しい。
Cupcake CNC の問題点をユーザー達が解決していく姿がまた面白いのです。

2 Comments to “Cupcake CNC 冷却ファンをつける”

  1. 水星工房 Says:

    Wobble Arresterを付けるとZ軸のブレがなくなって、積層したオブジェクトの表面の周期的な縞模様が無くなります。
    ただ、設計がインチ規格なので、ブッシュ等が日本では入手困難です。

    そこで私の場合では、東急ハンズで買った直径6mmの真鍮棒をシャフトにしました。
    ブッシュには、直径8mmのアルミパイプが内径6mmでピッタリだったので、これを流用しています。
    こんなのでもグリスアップすれば、滑らかに動きます。

    一つ難点なのが、ちょっとでもZステージが斜めになってしまうと、ネジを外して、ステージが水平になるよう調整しなくてはいけないことです。
    Z軸を間違ってステージに突き刺してしまうミスが間々ありますが、そのとき大抵斜めになってしまいます。
    ステージが水平でなくなると、Z軸に負荷がかかって、モーターが空転してしまいます。

    これとは別にZ軸のみEnd Stopを付けるべきなんでしょうが、調整が難しいですね。ぎりぎり突き刺さるか刺さらないかの調整が。
    以下の微調整機能があれば、なんとかなるのではないかと思っていますが、まだ挑戦していません。
    http://www.thingiverse.com/thing:2833

  2. rerofumi Says:

    あー、やっぱり 1/4インチシャフト手に入りませんよねー。私も 6mm のアルミパイプ買ってきてました。
    ブッシュも無くて困ったので、とりあえず最初は樹脂側の穴を 6mm にしたものをモデルしなおしています。シリコンオイル使用のブッシュなしでいけそうならそのままで、ダメだったらアドバイス通り 8mm のパイプを買ってくる事にしますわ。

    ステージにノズルをめり込ませた経験がある身としては EndStop が欲しくなるのもわかるのですが、ノズルをぎりぎりまで近づけるという作業がある以上 EndStop は邪魔にしかならなそうです。
    運用で回避パターンが一番簡素かな。

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