コメを噛め

コメを噛め

rerofumi の電子工作メモ

hatena bookmark

WEB をぐるぐるしてたら「(文具屋で売っている)ラミネーターにウレタン線を挟み込んでフレキシブルケーブルにならないか」というつぶやきを見つけた。さらにいうと、チップ部品も挟み込めないかねえとかいう言及があり興味を惹く。
ラミネーターというとキャラ絵を挟み込みバッジを作るという同人アイテムとしてメジャーなアイテムだ。そこに絵だけじゃなくチップ LED を挟み込んでぴかぴか光ったとしたら?面白そうじゃないか。
早速調査して見るも、標準的なラミネーターは挟み込み厚 0.8mm といったあたり。チップ LED は 1.0mm が普通なので無理そう。もちろん薄い LED もあるけれども、そんなものがアマチュアのはんだごてでなんとかできるもんでもあるまい。
てなわけでラミネーターはひとまず諦める。

でも LED がぴかぴか光る飾りはなんか作りたいなーという欲求だけが残る。
最近は LEDインテリアライトが静かなブームで、おもちゃ売り場に沢山置いてあったりする。お風呂に浮かべるライトボールとか、色が変わるキャンドルスタンドとか。いつもそれをみて「買おうかなー」と思うのだが、自分で作れるものなので毎度悩んでやっぱやめるというパターンなのだ。
んで、ラミネーターは駄目として他になんかあるかなと考えた際に思い浮かんだのが「透明レジン」。押し花とか貝殻とか封入して飾りにする、クリスタルなあいつ。
そういや、ALTERA の Cyclone 評価基板でレジン封入された奴が無駄に格好良かったなあ。


まずはチップLED。小さすぎてこれ以上の写真が撮れない。
お約束ではあるがパッケージから取り出すときにピンと部屋のどっかへ飛んでいって無くしてしまったりする。
PIC12F509 でもって 5つの LED をぺかぺか光らせるプログラムを適当に組む。5パターンの光り方をプログラムしても 200byte くらいにしかならないあたり。
led_illumination.asm
なんで PIC12F509 なのかというと、こいつはあまりにも低レベルなアーキテクチャで今となっては使いにくい子なので。レジンに封入しても惜しくないやということで。
しかし、509 だと Output が 5本までというのがちと予定外だったけれども。


プログラムが出来たところで、空中配線っぽくハンダ付けしていく。


チップLED にウレタン線をハンダ付けしてさらに空中配線していく。
写真じゃわかりにくいけれども。


一通り配線が終わったところで動作を確認。期待通りの動作をしていたのでレジン漬けにする。

今回はエポキシの透明レジンを使ったので硬化に 1〜3日を要する。
というわけで今回はここまで。
でもなんか失敗しそうだなー。固まらないでどろどろ(orぐにゃぐにゃ)のままというオチになりそうだ。
透明レジンにはポリウレタンレジンとエポキシレジンがあって、エポキシレジンは硬化に時間がかかる上に配合量を間違えると化学合成しきれずに固まらないおそれがあるのですよ。

—–

Leave a Reply