コメを噛め

コメを噛め

rerofumi の電子工作メモ

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CupcakeCNC は小型 3Dプリンターでもあるので製作できる形状は大きくはない。
なので、ある程度の大きさの物は分割して作成することになる。


いるみさんでの分割プランはだいたいこんな感じ。
光るイルミネーション部分を接ぎ木できる様に設計し、間に LED基板を挟んでいくといった作戦。イルミネーション部分は白ABSで作って中身は空洞のままにするので、このジョイント部分が重要になっていく。


まずはジョイント部分のみのモデルを作成して実際に出力しながら合わせていく。


出力時の肉厚等実際に出力してみないとわからない部分もあって、CAD上での設計のみというわけには行かず何回も何回も出力して少しずつ合わせていくといった地味な作業。
実際には写真に写っている倍の量のテストプリントをしたと思う。


まずは最上部。
ここには LED基板がすぽっとはまる様に段差が基板厚分作ってある。ここにぴっちりと基板がはまれば半分は成功。なかなかいい感じに仕上がった。
こういったジョイントを作成するのには、CupcakeCNC が出力できる線幅(0.5mm) 1個分の厚さの壁と 2個分の厚さの壁を意図して作り分けられる技術が必要になる。この 0.5mm 厚の壁と 1.0mm 厚の壁を作り分けられる様になると、作れるものの幅がグンと広がる気がしている。


LED基板が収まるサイズで上部を形成できたら、今度はそこに合わせる形で下部の覆い部分をサイズ調整して作っていく。
さんざん苦労してなんとか接合できるものが完成した。大きすぎず小さすぎず、差し込んだあと逆さまにしても落ちたりしないぐらいの合成度。


筒の中には爪が作ってあって、接合すると LED基板を押さえ込むようになっている。
筒を接合するだけで基板を押さえられるという設計。


このジョイントができればイルミネーション部はほぼ完成。
あとは適当なサイズに伸ばしたモデルを作り、好きなだけ繋いで長くしていけば良い。

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